たびするなら、たびたび失礼致します。
   ある作家のたびの旅苞。


作品紹介~作品の特徴や傾向と分類

  現在と過去を比べて、今後の絵の方向性の説明


  現在と過去を比べて

絵を描く時の技法としては最近まで油彩画が大半でした。制作するアトリエ(ただの室内の時もある)の制限で
使える画材が変わるので、現在は違う技法、画材を使っています。
絵の大きさについて、洋画を描き始めた時は15~20号位が多かったです。大学を卒業する前後数年間が、
大作(100号位)を中心に制作をしていました。2010年代初期以降は、完成するまでの制作期間が長期の絵を
描いていた事もあり、小品や10~50号の絵の制作が多くなりました。

絵の表現は具象と半具象絵画をずっと描いていますが、実際に描く対象が有る制作と資料を使った制作とでは出来る
作品が違ってきます。
対象が有る時は凄く写実になる程対象に迫る事はなかったけれども、見える範囲で描写するのと、受けた印象や
どの様な感じの絵にしたいかを考えて、創意工夫しながら制作していたと思います。
資料を使うとなるとその幾つかの資料の印象が強くなり、写真を使った写実絵画になる事が多くなりました。
写真の画像の良さや撮影時の雰囲気を一瞬で保存できる便利さ、パソコンで画像を加工、補正が出来る事で
資料の精度が向上しました。それが、具象絵画として写実絵画として描きたくなる気持ちにさせると思います。

絵の描き方も写実に向かうと変わってきて、刷毛や大きめの筆を使って描いていたのが、細く柔らかい筆やぼかし筆を
使うようになりました。他に幾つかの溶き油やメディウム、テンペラ、アルキド樹脂絵具等を試用しながら制作して
います。

モチーフについては静物画や人物画から風景画、植物や動物の絵を多く描くようになりました。
題材を探すために外出して取材する事が多くなったからだと思います。

洋画を描き始めた時の方が現代的で弾けた感覚が内にあったと思えますが、写実になれば古典やアカデミック絵画の
影響が強くなる様で、それを写真や色々な画材を使って、簡素で落ち着いた感じの仕上がりにする事が多いと思います。

私の画風となると洋画を描き始めた頃の作品が良い出来栄えだと思えますが(展示された事が少ないので知ってる人が
少ない)、20年位も前の絵が良いと思えても、今、絵の事で考えたりどの様に描くかを探したりしている事を、
大切にしていこうと多少は思える様になりました。

現在は資料を使った制作で、写真を使った写実絵画とコラージュなどのミクストメディア、デッサン、ドローイングの
制作をしています。絵の雰囲気はこれまでに書いてきた通り、落ち着いた感じの絵になりますが、意識してこれまでよりも
少し明るい絵を制作していければと思っています。ただ、最近の作品が全てそうという訳ではありませんが。


  今後の絵の方向性の説明

現在は資料を使った制作が多く、写真を使った写実絵画とコラージュ等のミクストメディア、デッサン、ドローイングの
制作をしていると上記しました。
写実絵画は「臆病な恋   8年間」や「初夏」の様なリクインを使った油彩での制作と、他の油彩画材での描き方で風景や
植物、動物の絵を制作していきます。半具象の絵も描くので写実だけではないと思います。
コラージュ等のミクストメディアは資料をそのまま使わずに、画材や私自身の感性と知識等で計画を立てて造っていきます。
まだまだやり始めた表現なのでどれだけ考え、取組めるかという状態です。私が描く油彩画の感じと違う作品が出来ればと
思っています。
デッサン、ドローイングは具象画になると思っていましたが、画材が使い易く手早く制作出来るという事もあるので、
あるモチーフを感覚的に潜在的に捕らえ直した、何時もと異なった絵が出来るのではないかと思っています。また、
描写を活かした絵も描いていこうと思っています。
水彩やアクリル絵具、パステル等はこれまでと同じで、下絵やスケッチ、絵の制作にも使っていこうと思っています。
この画材の特徴を活かした私の絵が描ければと思っています。

”今後の絵“とは2020~2025年位の事になります。